生徒の声
動物飼育技術学院に通う生徒の声を一部ご紹介いたします。
神奈川県在住 女子 本校通学歴1年
私は中学校2年生の中ごろから学校に行けなくなってしまいました。
行けなくなった理由の一つとして、元々沢山の人に囲まれて学校生活を送ることが苦痛だと感じていたのですが、学校で行われた授業の一つで今まで我慢していたものがいっぱいになってしまい、この授業をきっかけに学校へ行くことが苦手になってしまいました。 初めはたまにお休みをするくらいでしたが、次第にお休みをすればするほど学校に行きづらくなり、「しばらく休んでしまったけれど、学校に行ってどんな顔をすればよいのか」、「友達にはどんなふうに説明すればよいのか」、「先生にはなんと答えたらよいのか」など考えれば考えるほど学校には行きづらく、お休みをしているのに外に出れば知り合いに会い、休んでいることをとがめられるのではないか、皆が学校に行く時間に行かずにいる自分を見てどんな風に思うのだろうかなども気になり、外に出る事さえも嫌になってしまい、まったく外に出ない生活を1年ほど送ることになってしまいました。自宅では、インターネットやゲーム、読書などをしながら過ごしていましたが、昼と夜が逆転し、通常学校に通学している時間は眠り、夜中に起きている生活へと変わっていってしまいました。そんな時、この動物飼育技術学院の事を家族に勧められ見学する事になりました。 動物は元々大好きで、自身も動物を自宅で飼っていたので外に出かける事に抵抗はありましたが、「自分はこのままどうなってしまうのだろうか」という不安もあったため、家族と共に見学に行ってみる事にしました。学校には小さな動物から、大きな動物、珍しい動物など、今まで間近で見る事の無かった動物も沢山おり、とても楽しい気持ちになりました。 自宅から遠い事もあり通学の事などを考えると不安な点はありましたが、動物がいる事で「この動物に囲まれて、ふれ合いながら勉強が出来たら楽しいだろうな・・」という思いになり、入学を決意しました。本来であれば高校に入学する頃からこちらの学校にお世話になるのが通常ですが、私の場合は中学校の協力もあり、動物飼育技術学院に通学した出席日数を中学校の出席日数に変換してもらえることになったので、中学3年生の途中から飼育学院に通学する事にしました。毎日、通学できるか不安でしたが、週1回でも2回でも来られる日数から始めましょうと言ってもらったので安心して通う事が出来ました。動物のお世話をしていると自分がお休みをしてしまった時の動物の様子が気になるのと、可愛い動物に毎日会いに行きたくなるので気づいたら毎日、学校に行けるようになっていました。 学校は少人数制で少ない人数で教えてもらえるので人の目が気になることもなく、毎日楽しく登校しています。今では中学も卒業し、動物飼育技術学院の高等部に進級し、鹿島学園通信制高校で高校卒業資格も取得しています。新1年生より早く入学したこともあり、研修にも沢山出かけています。学校には沢山の動物が、お世話をしている私の事を覚えてくれていて待っていてくれるので本当に楽しく学校に通っています。今は、将来飼育員になるため、沢山の経験を積み、動物に携わるお仕事につけるようになろうと目標をもって、高校の勉強も動物の勉強も頑張っています。
静岡県在住 男子 通学歴1年半
高校1年生の途中まで進学高校に通っていましたが、元々、沢山の人が苦手だった事と、自分がやりたいことと、学校の勉強内容が違ったことなどから疑問が増え、学校に行くことが出来なくなってしまいました。人と話す事が苦手で普段から緊張してしまう事が多かったため、動物が好きな自分のために探してもらったこの学校に見学に行くことを少し迷いましたが、動物が大好きなため思い切って見学に行くことにしました。学校には自分の好きな動物が沢山いてどの動物にも触れあう事ができ本当に感激しました。 学校に通う事自体が嫌ではなかったため、この学校で動物の勉強をしながら高校の勉強もできればと思い、高校を編入し、動物飼育技術学院に入学する事にしました。 入学してからは学校の動物のお世話や、今まで見たことの無い動物のお世話をしながら毎日を充実した気持ちで過ごしています。高等部の勉強も自分のペースで進められるので、学校で行われる勉強の時間にレポートを仕上げ、提出するようにしています。 移動動物園の研修や、馬運研修、動物園研修など研修にも全て出席し、学校も休むことなく通学しています。 3年間で動物の資格をたくさん取得し、希望する動物園に就職できるように頑張りたいと思っています。
岩手県在住 女子 通学歴2年
私は以前から不登校で学校にはほとんど行っていません。学校にいる沢山の人達の目が気になることと、担任の先生への不信感で保健室登校をするようになり、次第に保健室登校も困難になってしまいました。学校への不信感は、担任の先生や学校の対応から信用できなくなり、お休みを重ねるごとにクラスの友達や、学校の生徒の目も気になるようになってしまいました。新しく高校に進学するときには新しい気持ちで学校に通いたいと思い、少ない人数で自分のやりたい動物の勉強ができる学校を探し動物飼育技術学院にたどり着きました。 学校の生徒数が定員制で少ない事、動物の勉強ができる事、プロトリミングの資格も取得できる事が入学の決め手となりました。地方出身者の私は、近くで生活をするため、引っ越す必要がありましたが、両親に協力してもらい許可を得ました。住む場所など、学校の近くに土地勘が無かったため、引っ越しサポートとして学校に協力を依頼し、住む場所も探して頂きました。今は、トリミングの資格を取得するため動物の飼育、トリミング、高校の勉強とどれも両立しながら頑張っています。 調子が悪い時はお休みする事もありますが、自分の好きな事で資格取得を目標にしているため頑張って通う事が出来ています。また、以前は実家におり生活していたので、ご飯や洗濯など母に全てやってもらっていましたが、自分でやらなくてはいけなくなってしまったため、家族の食事の支度や、家族の洗濯など大変だっただろうな・・と考えられるようになりました。風邪を引くことも少なくなり、風邪を引いても自分自身が大変になってしまう事がわかったため体調管理、自己管理がしっかりできるようになりました。 これからの学校生活、高校生活に目標をもって頑張っていけたらと思っています。